A2形(ダブス社製)


2100形
東武鉄道で大正14年〜昭和34年1月まで活躍したダブス社製のA2形蒸気機関車(2代目26号機)は明治24年に製造されたC1形タンク式の2100形(2106号機)です。本線での活躍はあまりなく日光線建設や業平橋・杉戸での入れ換え作業に従事しました。

写真は1891年にイギリスから2106号機と共に輸入された2109号機です。日本工業大学で動態保存されており、今も動くことが出来ます。

(2002年9,10,11月 日本工業大学にて)

海側から撮影したものです。逆光のために綺麗に写りませんでした(´ヘ`;)。
2109号機
足回り部分
足回りの部分をアップで撮影しました。第一動輪上に見えるタンクは、後年取り付けられた空気制動機関連の装置です。他の同型機(通称B6形)の多くにも取り付けられましたが、2106号機にはこの装置は取り付けられませんでした。
2100形(後ろ姿) メーカーズプレート

2100形の後ろ姿です。タンク式なのでテンダ(炭水車)は付いていません。

2109号機に付いていたオリジナルのダブス社製のメーカーズプレートです。2106号機にもこれと同様のものが付いていました。
前方 後方

運転台の窓から見た景色です。前方は蒸気機関車の構造上視野が狭く、後方はタンク式であるため視野が広いことが分かると思います。
運転台(その1) 運転台(その4)
運転台(その2) 運転台(その3)

2100形の心臓部である運転台の内部の写真です。「こんな風に運転するのか」とか「熱気で暑かった」など静態保存では味わえない体験が出来ました。

←back ベイヤー・ピーコック
B3形
(29〜34号機)
シャープ・スチュアート
B4形
(35〜40号機)
ダブス
A2形
(26号機)
日本車輌
A3形
(58号機)
日本車輌
C11形
(C11 2号機)
アーサー・コッペル
有田鉄道1号機