流 星



流星とは彗星等が宇宙空間にまき散らした0.1mm〜数cm程度の流星ダストと呼ばれる粒子が秒速数10kmのスピードで地球の大気に衝突した時のエネルギーにより流星ダスト自身や周囲の大気中の分子がバラバラになり発光する現象です。流星が多く流れると流星群と呼ばれ、毎年多くの流星を見ることが出来るりゅう座ι流星群(1月4日頃)、ペルセウス座流星群(8月13日頃)、ふたご座流星群(12月13日頃)が有名です。

なお、流星は天体望遠鏡などの機材が無くても見ることが出来ますので、話題になった時にでも空を見上げてみたらどうでしょうか。


1865年に発見されたテンペル・タットル彗星の流星ダストがもとになり毎年11月17〜19日頃にしし座の方向から流れる流星群をしし座流星群と呼びます。
彗星の周期が約33年である為に約33年毎に大流星群が観測されています。最近では、1998年2月28日に彗星が太陽に最接近した為にこの年は大流星群と予想されました。ヨーロッパでは大出現が観測されました(実際には1933年の流星ダストが元になっていたらしいです)が、残念ながら日本では期待されたほどにはなりませんでした。

それから3年後の2001年のしし座流星群は日本で大出現すると予想され、見事に的中しました。ここにある写真は、この時、撮影されたものを展示しています。
しし座流星群
しし座流星群
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